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本墳は直径二四メートル、高さ三・五メートル、二段に築かれた円墳で、幅広の基壇を有する。石室は北に開口する横穴式両袖型石室で、羨道、玄室からなり、大きさは六・八メートルである。壁面は凝灰岩の切り石積みで、随所に切り組みの手法を取り入れている。
出土遺物は墳丘上から家、大刀・靭・帽子・鞆などの形象埴輪、須恵器、土師器などが、石室からは装飾大刀・直刀・桂甲・鉄鏃・馬具・耳環などが出土している。特に、装飾大刀の銀象嵌円頭大刀・単鳳環頭大刀は貴重なもので、群馬県指定重要文化財に指定されている。
出土遺物などから六世紀後半に造られたと考えられる。
平成六年十二月十五日
群馬県教育委員会
藤岡市教育委員会 |