建物の特徴
*小屋組は和風で、外観の装飾をもって洋風とする、典型的な擬洋風建物である。
※屋根は目地漆喰塗で、突針付の鬼瓦がついている・
※屋根割は一・二階とも、ほぼ左右対称である。
*各部屋は独立し、ポーチ・ベランダから出入りするようになっている。
(管理上、仮設の扉を設けた)
*階段は二階のベランダに直接でるようになっている。
*各部屋の天井・壁はすべて紙張である。
(管理上、一部は漆喰塗とした)*出入り口の扉は板戸で、玄関ホール、貴賓室のほかは四尺の片開戸である。
*窓は上下窓で、カーテンの痕跡はなかった。
*創建当時の家具調度品は不明である。
(各部屋のシャンデリア、また、貴賓室の家具は復原したもの)
*外壁はペンキ塗で、幅木は弁柄塗である。
(これらの色調については、残存する塗装から復旧した)
*正門・門柱・門扉は創建当時の写真をもとに復原した。 |