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阿久沢家住宅




阿久沢家住宅(あくざわけじゅうたく)
指定日・・・・・・・・・・国指定文化財  昭和45.06.17

住所・・・・・・・・・・・・前橋市柏倉町
<説明版より>

重要文化財
阿久沢家住宅

昭和四五年六月一七日指定

阿久沢家住宅は北関東の平地における典型的な中規模民家です。昭和四九〜五〇年にかけて解体修理が行われ、創建当時の姿を今に伝えています。

茅葺寄棟造りで、規模は桁行八間(一五.三m)・梁間四間半(八.二m)です。間取りは中央の三本の上屋柱を境として土間と座敷がほぼ半々の広さで、座敷部分は土間沿いに板敷きのヒロマ、その西にコザ(ザシキ)とオク(ナンド)の二間を設けたいわゆる広間型三間取りです。

この地方では草葺き屋根の平側の一部を切り上げて養蚕のための通気と採光を図った「赤城型民家」が多く見られます。しかし本住宅は単純な平面形で、開口部が極めて少なく、土間には独立柱が立つ等古民家特有の特色を備えています。このため、この地方に養蚕が普及する以前の民家の形式を残していると考えられます。

建造年代は一七世紀末と推定され、県内でも最古の民家の一つです。

平成一五年三月
前橋市教育委員会


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