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後二子古墳




後二子古墳(うしろふたごこふん)
築造年代・・・・・・・・6世紀後半

指定日・・・・・・・・・・国指定文化財  昭和02.04.08

種類・・・・・・・・・・・・前方後円墳

大きさ・・・・・・・・・・・墳丘全長は76m、 後円部径48m、 高さ9m

埋葬部・・・・・・・・・・前二子古墳と同様に村人が発掘した。 石室は安山岩の巨石を使用した両袖型の平面形。 全長8.9m、玄室長4.7m、幅2.6m、高さ2.3m。
            見学可能

住所・・・・・・・・・・・・前橋市西大室町2142ほか (大室公園内)
後二子古墳は三古墳のうち、最も北に位置している。全長76メートル、後円部径48メートル、高さ9メートルで規模は他の二墳に比べて小さい。二段築成であるが墳形、周堀ともやや変形している。

後円部基壇上に横穴式石室が開口しているが、これも前二子古墳と同時に村人により発掘されたものである。石室は安山岩の巨石を使用した両袖型の平面形で、全長8.9メートル、玄室長4.7メートル、幅2.6メートル、高さ2.3メートルをはかる。巨石を使用しているため側壁も二〜三段積みである。袖の出が少ないため、羨道部とはほぼ直線になっており、袖無型石室との技術的関連をうかがわせる。

副葬品には金環一一・直刀二・鉄鏃・馬具・須恵器がある。村人は御諸別王の子荒田別王の墓と伝える。七世紀初めのころの築造とみられる。
荒砥三墳は配置や年代観から世代を異とした同一豪族の墳墓とみられ、上毛野氏の本貫の地として、その繁栄を物語るものとみられている。これら三墳を中心に史跡公園の整備計画が前橋市により進められている。

[文献]
井上唯夫 (編)(1985).国指定史跡後二子古墳 国指定県指定群馬県の史跡名勝天然記念物 株式会社煥乎堂 pp.126


周辺施設 大室公園

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◇住所
  前橋市西大室町2545番地



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