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案内板 |
太田市のシンボルである金山に築かれた金山城は、文明元年(1469)から天正18年(1590)まで「難攻不落」を誇った名城です。昭和9年(1934)に県内で初めて城跡として国の史跡指定を受けました。
平成6年(1994)からスタートした史跡金山城跡環境整備事業では、発掘調査結果に基づいて、敵を”惑わす”複雑な「通路形態」の復元を目指した整備を行っています。復元された戦国時代の通路を歩きながら、当時の山城の状況に想いをはせてみてください。また、通路周辺で発見された、中世における関東の山城ではきわめて珍しい「石垣」の復元整備も行っています。
平成13年(2001)には、物見台から日の池までの1.4haの範囲における第1期整備事業が完成しました。天守閣のある城とは違う雰囲気を持つ『石垣の山城』金山城跡を、どうぞごゆっくりご覧ください。
曲輪(くるわ)・・・尾根や傾斜地を人工的に平らにしたところ。
虎口(こぐち)・・・城や曲輪への出入口のこと。
土塁(どるい)・・・曲輪や通路を守る施設。土を突き固めて高く盛り上げたもの。
堀切(ほりきり)・・・山城に使われる堀で、尾根を断ち切って曲輪を守る施設。 |