長楽寺三仏堂及び太鼓門
(ちょうらくじさんぶつどうおよびたいこもん) |
指定日 |
国指定文化財
昭和31.06.28 |
住所 |
太田市世良田町3119-6 |
由緒書より |
長楽寺三仏堂及び太鼓門
三仏道は、長楽寺の中心的な建物であり、慶安四年(1651)に三代将軍徳川家光の命により再造され、数回の修理(最終的には昭和五十九年の解体修理)を経て現在に至っている。桁行五間、梁間四間、一間の向拝付寄棟造、東向き総丹塗り、屋根はもと茅葺であったが、明治九年瓦葺、昭和五十九年銅版平葺に改めた。建物の仕様は、外部の正面両隅間を中敷居入りの窓とし、堅連子を組み込み明障子付杉戸引違、中央を四ツ折桟唐戸両開きとし、内・外陣境の両脇間を格子戸引違に、両側面の前より第一、第二間を板戸引違とし、明障子を設け、第三間を板壁とする。
内陣須弥壇上に向かって右より、釈迦如来(像高二.二メートル)・阿弥陀如来(像高二.五三メートル)・弥勒菩薩(像高二.二四メートル)の三躯を安置する。
三躯はいずれも木造寄木造の坐像で、右から順に、過去・現在・未来をあらわし、三世仏と呼ばれる。
(中略)
太鼓門は、鼓楼ともいわれ、三仏像の西に隣接して立ち、様式手法等により江戸時代初期のもので、その後、三仏像同様に修理を経て現在に至っている。
桁行三間、梁間三間、袴腰付、入母屋造、胴瓦葺、東向き、中央一間扉構、上部は四週に縁をめぐらし、高欄が付く。正・背面の中央間に火灯窓、嵌板に華麗な彩色透彫文様を施す。楼上に太鼓をかけ、寺の諸行事の合図に使用した。
平成十九年(二〇〇七)三月
太田市教育委員会 |
周辺は歴史公園として整備されており、さまざまな文化財の見学が可能です。 |
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1.長楽寺三仏像 全景 |
2.説明版 |
3.太鼓門 |
4.太鼓門碑 |
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