矢瀬遺跡(やせいせき) |
指定日 |
国指定文化財
平成09.03.17 |
住所 |
利根郡みなかみ町月夜野矢瀬 |
現地
案内板より |
この遺跡は、平成4年に発見された縄文時代後期半ばから晩期末(約3500〜2300年前)のムラの跡で、上毛高原駅の北東に位置し、標高約393メートルの地点に立地しています。
矢瀬遺跡からは、縄文宗教によるお祭りを行う場所を中心に複数の家屋、墓地広場、そして水汲み場や共同作業など5000平方メートル内にコンパクトにまとまったムラが発見されました。その中で全国唯一の四隅袖付炉(よすみそでつきろ)、巨木柱列(きょぼくちゅうれつ)、三つの立石と特殊な石敷きによる祭壇(さいだん)、水路と立石列を伴う水場など大変貴重なものが見つかっています。また、土器群や石器類、装身具及び呪術(じゅじゅつ)・祭祀(さいし)用具など、膨大な数量の遺物も出土。特徴として、人面や目の字を表現した土器、特殊な香炉(こうろ)形土器、2000点を越える矢鏃(ヤジリ)、人物などを描いた線刻石(せんこくいし)、細長い管玉(くだたま)、クリの木を半截したり溝を加工した太い木柱根、アスファルト状の接着剤が付く石鏃。ヒスイの勾玉(まがたま)、岩版(がんぱん)、三波石の石棒(せきぼう)石剣(せっけん)、黒曜石製の石器、など貴重な遺物があげられます。このように八瀬ムラは、生活の糧を目前の川と背後の山に依存し、独特な空間デザインで計画的に創り出され、地域の中核として発展しました。しかし、縄文文化の衰退とともに消滅、埋もれてしまいました。 |
矢瀬遺跡ホームページ(外部サイト) |
周辺施設 |
道の駅「月夜野矢瀬親水公園」
矢瀬遺跡はこの「月夜野矢瀬親水公園」内にあります。
◇住所
利根郡みなかみ町大字
月夜野2936
◇施設開館時間
10:00〜18:00(4月〜10月)
10:00〜17:30(11月〜3月)
◇休館日
12/29-1/3 |
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1.1号住居の復元 |
2.1号住居の内部 |
3. 全体図 |
4.高床建物の復元 |
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