<案内板より>
鐘楼
真田氏が沼田城主時代は城内に建てられていたが、廃城により取りこわされた。明治二十年ごろ沼田町役場(藩役所跡 現市役所)東北隅に楼を建て柳町歓楽院の梵鐘を借りて時の鐘にした。十年後に楼を修復した際その鐘を返し平等寺で保存の城鐘を懸け替えた。
以来鐘楼は鐘橦堂と呼ばれ、戦時下にも供出をまぬがれたその鐘の音は、永く市民に親しまれてきた。昭和三十九年市役所庁舎建設に際し撤去されたが、市民の熱望により城の本丸跡のここに移して復元新築された。
沼田市教育委員会
県指定重要文化財城鐘は中央公民館で展示しています。この鐘楼にある鐘は城鐘の代わりとなる梵鐘です。 |